例えば、人生のどん底をつくような出来事があったとして。
それが、思い出に変わるときには、必ず「終わること」と「変わること」が前提条件として付き纏います。
周りの環境、自分の気持ちだって。
「ああ、もう戻れないんだ」と悟った瞬間に、すべてが過去のものに変わる。
痛みが伴うでしょう。
苦しみが襲うでしょう。
寂しさだって、ずっと長く続くかもしれません。
だけど、人生は長い。
きっといつか、終わらせないといけないときがくる。
執着や憎しみではなく、思い出として。
どうせ抱えて生きていかないといけないのなら、そうやって生きてゆこうと思うのです。