「努力が報われなかった」 「心から信頼できる人が少ない」 「自分の性格を好きになれない」 「生まれてきた意味が分からない」 日々、私の中でうずまく絶望たち。 腹が立つので「全て真正面から向き合ってやろう」 と思いました。 これは『私が生きるための絶望哲学』。 どこかに正解があったとしても、ここには、私が生きることを諦めないために 考えたことを綴ります。 その過程で、 誰かを救えるようなことが あるとすれば、とても嬉しく思います。

朝のひとり競歩大会

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徒歩50分、ふたつ角を曲がって大通りをまっすぐ。
私の通勤経路はとてもシンプル。

シンプルですが、まったく飽きません。
毎日なにかしらが起こるのです。

さて、今日あったことを話します。

いつもは大通りの左側の歩道を歩くのですが、今日は朝から日が差していたために、背の高いビル群のおかげで影になっている右側の歩道を歩くことにしました。歩いていると、私の身長の2倍ほどの図体をした男の人が私をすっと追い抜いていきました。耳の少し上あたりでふわふわと揺れる黒髪、皺ひとつないスーツに具合よく収められた長い手足、跳ねるような歩き姿。絵にかいたような模範サラリーマンです。容姿には特に執着のない私ですが、思わず目で追わずにはいられません。

こっそり目で追いながら歩いていると、目の前の信号機が赤に変わりました。

私は足を止めましたが、前を歩いていた背の高い男の人は、他の人と一緒にスタスタと横断歩道を渡ってしまいました。

信号が青になったので、大股で歩いて追いつきました。

そのあとすぐに、また赤信号に引っかかりました。
背の高い男の人は、またなんでもないような顔をして横断歩道を渡ります。
信号が青に変わるなり、私はさっきよりも大股で歩いて追いつきました。

その男の人が3度目の信号無視をした瞬間。
私の中の謎の闘争心が爆発したのを皮切りに、競歩大会が始まりました。

だって、信号無視をするやつなんかに負けるなんて許せない。
どれだけ背格好が好かろうが、私はルールを破る人や不誠実な人が大嫌いなのです。

「公平性を保つために、絶対に走らないこと」
そう心に決めて、ずんずん歩きます。

次は追い越してやりました。
それでも、赤信号に捕まるとまた抜かされる。

一度は30mほど離れてしまった距離でも、気合で追い越し返しました。
きっとその男の人も「なんだこのちびは」なんて思っていたことでしょう。

さて、結果はどうなったかというと、5回ほど追い抜き追い抜かれを繰り返した末、最後は特段長い信号に捕まった私の負けに終わりました。

勝負に負けはしましたが、なんだか清々しい気持ち。

少し癪でしたが、正しいのは私です。
おかげで職場にも早く到着したし。
運動にもなったし。

今日は残業のせいで家に帰ったのが9時半ごろだったので、白目になりながらキーボードを打っています。ところどころ文章がおかしいかもしれません。もう推敲する気力が残ってないです。

今、外で雨が降りはじめた音がします。
春の雨の日は花粉が飛ばないので好きです。

昨日スーパーで買った花のつぼみはまだ咲きません。
咲いたらまた書こうと思います。


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