筆者、つい最近まで、
転職活動に勤しんでいた身でした。
その際に最も苦戦したのが、「前職での仕事への取り組み方」についての回答です。
「力を入れて取り組んだことは?」
「業務内で苦労したことは?」
「一番の挫折経験は?」
「努力して結果を出した経験は?」
質問の仕方も十人十色なうえ、その企業の属性や求める人物像によって、話の内容も回答の仕方も臨機応変に対応しなければならないので、もう本当に考えるのが大変。

正直、日本語を嫌いに
なりかけました。
それらの回答を用意していく中で浮かんできたのが、今回の問いです。
「苦労したこと」と、
「頑張ったこと」って、何が違うんだろう。
さて、ようやく時間ができたので、
やっとゆっくり考えられます。
「苦労する」と「頑張る」は、何が違うのか


定義から考える
さて、とりあえず、
言葉の定義から考えてみましょう。
※以下、引用部分はデジタル大辞泉(小学館)より引用
く‐ろう〔‐ラウ〕【苦労】 の解説
[名](スル)
1 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること。「—が絶えない」「—を共にする」「—の種」「—して育てた子供」
2 (多く「ごくろう」の形で)人に世話をかけたり、厄介になったりすること。「ご—をかける」「ご—さま」→御苦労 (ごくろう)
がん‐ば・る〔グワン‐〕【頑張る】 の解説
[動ラ五(四)]《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して—・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「—・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が—・っているので入れない」
[可能]がんばれる
肌感では、「苦労したことは陰、頑張ったことは陽」というイメージを持っていたのですが、どちらの定義にも「陰」の雰囲気を感じられたので、ふたつの定義を比較するだけでは明確な違いというものをそこまで感じることはできませんでした。



陽のイメージを持つ「頑張る」にも、「困難」とか「我慢」っていう陰のイメージの言葉が出てきたからね。
とりあえず、定義上では、「客観的に見たときに、大なり小なり苦痛を伴う」ということに関しては共通しているということでしょうか。
感覚で考える
どうにか辞書にある言葉で説明ができないかと類語や連語の類も調べてはみたのですが、なかなか納得できず。
ちょっと早い気もしますが、完全に私の感覚でのお話をさせてもらおうと思います。
「その行動の起因となる想いや出来事に、陰と陽のどちらの性質の感情がより大きく感じられるか」で判断する
「苦労する」は陰、
「頑張る」は陽っぽい
先ほどもちらっと書いたのですが、
個人的にはこんなイメージを持っています。
まずは、このイメージを用いて、以下の文章が「苦労した話」なのか「頑張った話」なのかを判断してみましょう。



たとえば…
①親が厳しく、高校生になっても月に100円しかお小遣いが貰えなかったので、その少ないお金で工夫してやりくりしていた。
②大学受験に向けて、毎日20時間勉強をした。
③誰もが認める成果を上げるために、プライベートを返上して仕事に取り組んだ。
あまり深く考えずに判断してくださいね。
ちなみに、筆者の感覚としてはこう。
①-陰(苦労したこと)
②-陽(頑張ったこと)
③-陽(頑張ったこと)
さあ、皆さんの感覚ではどうですか?



う~ん
あ、チャットGTPに聞いてみよう
ひとりで考えてもどうにもならんので、
AIに聞いてみました。



「苦労する」と「頑張る」の違いって何?
AIの進歩ってすごいですね。
表も作ってくれるんだ。
以下、チャットGPTの回答です。
「苦労する」と「頑張る」の比較表
要素 | 頑張る | 苦労する |
---|---|---|
ニュアンス | 前向き、ポジション | 辛い、ネガティブ |
主体性 | 自分の意思で取り組む | 外部の課題で困難に巻き込まれる |
感情 | 達成感や希望がある | ストレスや疲労感が強い |
結果 | 努力の結果、良い成果が期待される | 成果が不明確、または苦労だけが強調される |
「苦労する」は陰、「頑張る」は陽でいいみたい



ですね
今回は、議題選びを露骨にミスりました。
まあ考えてみれば、「そりゃそうだ」ですよね。笑
哲学ってね、「議題を設定するのが一番難しい」って言われたりするんですよ。
言い訳じゃないですよ。
こんな感じでゆるく更新していきますので、
みなさんものんびり見守っていてくださると嬉しいです。
言い訳じゃないです…